居場所を求めて

2.5
東京の東宝シネマ横では少女たちの援助交際、オーバードーズ、自傷行為などの問題があるれている。 自傷行為

居場所を求めて

居場所を求め、援助交際を繰り返す少女

少女の父母はDVが原因で小学4年の時に離婚。母との生活が始まったが、母は父と別れた後ろめたさがあった。

元々の気弱さもあり、少女の要求を受け過ぎる関係になってしまう。要求にこたえてもらえないと喧嘩となることが多くなった。そして、家出が繰り返されるようになった。

人との距離感をつかめず、学校でも友人を作ることができない。一度SNSを通じて、男性と関係を持った。一時であっても、求められることに安心感が得られた。それは援助交際だった。

次々と求めに応じた。中学生には多いお金も得た。居場所を求め、安心を求め、繰り返した。         しかし、その安心感は、やはり一時のものであり、一人になると不安になった。

リストカットとオーバードーズ(薬の過剰摂取)

 

刹那的に誰かを求める。接している間は、魔法にかかったようだという。           魔法は解けると、寂しくなる。

寂しくなると、リストカットやOD(市販薬の過剰摂取)を繰り返してしまう。        友を求め、つながれる人を求める。

しかし、相手に合わせることにひどく疲れてしまう。                    一見、愛想よく親しみやすく見られる。                          でも、自分に自信はない。相手と上手く関わっていけるか不安になる。

だから、相手との関係性は、被支配や被服従といった形でも依存状態にあることが安心になる。 援助交際は所詮、男性は体が目的であるが、少女にとっては「求められ感」が得られた。

寂しさを埋めるために、或いは、寂しさを忘れるために                   マイナス感情をリセットするために続けてしまう。                     途切れると、その隙間を埋めるため、自責の念を、自分をリセットするため          リストカットやODを繰り替えしてしまう。

居場所になれる人を

このような少女に何が必要か。それは居場所

居場所は人であってもいいし、場所であってもいい。                    歌であってもいいし、絵であってもいい。

安心を感じれるもの。                                     まずは、誰かが、ありのままの彼女を受け止めてくれたら。

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