そのその問題行動じたいは枝葉
問題の幹は? 根っこは?
子どもの問題行動に対する対応として
・してはいけないことを言い諭す
・行動を制限する
・居場所(環境)を変える
といった対応が、よく聞かれます。
一見、有効に見えるこれらの対応は
問題行動の根幹に対しての対応からは遠く
本当の解決にいたらないことが多くあります。
「問題の幹と根っこ」 ➡ 問題行動には原因があります。
そして、「問題の枝葉」➡ 問題行動じたいは「結果」であり、肝心な部分ではないのです。
例えば、窃盗、暴力、家出、自傷・・・
何とかして「止めなければ!」 となります。
大変だ! そこにばかりに囚われると結局、叱る、行動制限する、約束を増やす、遠ざける・・・
けれど、増々、関係性は悪化する一方。
そこは、枝葉だからです。
一番大切なことは、問題をどう捉えているか・・・
私は非行の相談を多く受けますが
一番注目しているのは、何が起こったかではなく
なぜ起こったと思うか
どんな意図で、どんな対応をしたか
その結果どうだったかです。
それらがなければ、解決には向かわない
枝は切っても、また違う部分から伸び、伸びた枝から葉が生える
改めて、幹は? 根っこは? 何なのか
それを言えたなら、ほぼ問題の全容が見えたも同然ですから、自ずと対応は明らかになります。
それにたどり着くかぎは
その子の困りごとに気づく です。
その子の困りごとは何ですか?
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