非行少年も親に気を遣っている
親への反抗 = 親が嫌い ではない
「反抗期を迎える」ことは、自分の意志を伝えようとすること。
親の言うことに、やっていることに疑問を感じること。
それはある意味健全なこと。
間違ってはいけないのは
「親への反抗=親が嫌い」ではないということ
それは何らかのサインだということ
反抗しても、子どもは親に気を遣っていることは多いのだ。
久しぶりにアイに会う
社会に出て、2年目を迎えた子が
「最近、母とまた喧嘩してる」
というので、近くのカフェで会うことにした。
ホームにいた時と違う身なりをしていたので
待ち合わせの店に入っても全く気づかなかった。
話は近況のあれこれとなった。
学校のこと、友達のこと、アルバイトのこと、彼氏のこと。
親には、とどめの一言が言えない
アイ
「・・・結局、お父さんは相変わらず家に帰ってこないし、お母さんはお酒に走って・・・」
私は彼女に
「お父さんとお母さんに真剣に向き合ってみたら?
本間に思ってること正直にぶつけてみたら・・・」
と言った。 すると、彼女は
「いつも喧嘩になると、死ねとか、ばばあとか、うざいねんとかむちゃくちゃ言うんだけど、『お父さんとお母さんが別居して寂しい、元に戻ってほしい』って言えないんだ。一番傷つけることって言えない・・・」
と言った。
子どもは親に気を遣っている
親の人生の中に子どもは生まれてくる。
最初は子どもにとって親が唯一無二の存在であり、人間としてのお手本。
しかし、いろんな人との出会いの中で自我が目覚め始め、
徐々に親の行動や言動に疑問や違和感を持ち始める。
更に自分の感情に嘘をつけなくなってくる。
私たち大人も子どものころを振り返れば、親の残念な部分に気づきだすと
同情したり、イライラしたり、
けれど核心の部分は傷つけまいと変に不機嫌にふるまってしまったことがあるはず。
真正面からぶつかれる家族もあると思う
けれど、子どもが親に本当のことを言えず、対立をあきらめてしまうことは多い。
こんなに気を遣ってるのに、と思うから余計に反発する子もいる。
そこのところを、親はわかってやないといけない。
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