問題行動じたいは問題の本質ではない

2.5
男の子が母親に「うぜえんだよ!」とイラついている。また、「別に・・・」「普通・・・」といった本当の気持ちを話したくない反応をしている。言動に囚われず、問題行動の根幹を考えることの重要性を表している。 愛着の修復

そのその問題行動じたいは枝葉

問題の幹は? 根っこは?

子どもの問題行動に対する対応として
・してはいけないことを言い諭す
・行動を制限する
・居場所(環境)を変える
といった対応が、よく聞かれます。

一見、有効に見えるこれらの対応は
問題行動の根幹に対しての対応からは遠く
本当の解決にいたらないことが多くあります。

「問題の幹と根っこ」 ➡ 問題行動には原因があります

そして、「問題の枝葉」➡ 問題行動じたいは「結果」であり、肝心な部分ではないのです。

例えば、窃盗、暴力、家出、自傷・・・
何とかして「止めなければ!」 となります。

大変だ! そこにばかりに囚われると結局、叱る、行動制限する、約束を増やす、遠ざける・・・
けれど、増々、関係性は悪化する一方。

そこは、枝葉だからです。

一番大切なことは、問題をどう捉えているか・・・

私は非行の相談を多く受けますが
一番注目しているのは、何が起こったかではなく
なぜ起こったと思うか
どんな意図で、どんな対応をしたか
その結果どうだったかです。

それらがなければ、解決には向かわない
枝は切っても、また違う部分から伸び、伸びた枝から葉が生える

改めて、幹は? 根っこは? 何なのか
それを言えたなら、ほぼ問題の全容が見えたも同然ですから、自ずと対応は明らかになります。

それにたどり着くかぎは
その子の困りごとに気づく です。

その子の困りごとは何ですか?

 

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