中学生でも一緒に取り組んでやることが大切

寂しさを抱える顔をした子ども 非行

「自分でできるはず!」は気持ちが離れる

小学高学年や中学生だからといって、自分のことは自分でする、自分のことは自分で言う」という段階に、何かしらの原因でそこに至っていない子に、ちゃんと説明できるはず、自分で考えてできるはず」、と接しても気持ちが離れるばかりです。何より安心感を与える必要があります。そのためには、「一緒に」という視点が重要になります。

安心できる人に心を開く

例えば一緒にしんどいことをした時に

「しんどかったなあ。途中でさぼろうかと思ったよ(笑)」

➡ 大人でもそんなこと思うのか

「しんどかったけど、やり遂げた後は気持ちいいな」

➡ 自分も同じだ

楽しいことを一緒にして、子どものように無邪気に「楽しかったあ!」と体を一杯に使って楽しい気持ちを表す

➡ 本当に楽しそうな人を見ると、こちらまで素直に楽しく感じる

くったくなく大きな声で笑ったり、人目をはばからずうれし泣きをしたり

➡ 素直に一緒に笑える、泣ける

つまり、子どもは大人が一緒に何かをしてもらうことで、その人と同じ気持ちであることを確認できます。

子どもは、ポジティブな気持ちを共有できた人に安心感が生まれます。そう感じさせてくれる人が、特別な人となり、その人の言ういうことに耳を傾けるのです。

自信の獲得

次に心がけることは、地道な日々の心の整理です。自分のことを自分でする、自分で自分のことを言う、という段階に至っていない子どもは、日々、小さなことで心がつまづきます。前向きになれても、次に日に友達に阻害されたなどと感じたりしたら、すぐに「どうでもいい」「どうせ私なんか」となってしまいがちです。

なので、心の整理を常にしてやり、心を前向きにしてやる。そうすると、昨日までしてきたことが継続でき、継続できれば積みあがるので、自信がつきます。

そして、不信や自信喪失➡心の整理➡前向き➡継続➡自信、この繰り返しを行うことで、自信が増えていき、やがて自分自身でこのサイクルを身に着けられるようになります。

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